コラム・現場だより
現場だより

新入社員研修 モチベーションと働きかた改革

昨年来研修現場において あるいは企業との打合わせの時によくでる言葉です。企業側からは「モチベーションを高めて欲しい。」研修中の受講生は「働き方改革なので 仕事もプライベートも充実させたい。」
どちらもとても大切な事と承知しております。

受講生からは「終了時間の直前に仕事を頼まれたらどうするのか?」
そのような質問があります。この答については 企業の状態や頼むときの上司の思いを伺いながら丁寧に回答をしています。相手の意も考えるべきで なぜ今頼んだのか?私たち、研修現場にて言えることは それを聞くことのできる 上司や先輩にコミュニケーションを上手にとって欲しいということです。

ここに良いモチベーションの一例を紹介します。

ある時 仙台の仕事で東北新幹線に東京駅からのりました。その社内でドイツ人のビジネスマン二人が日本語で会話をしていました。二人ともドイツの会社のドイツ人です。その二人が日本語で話をしているのを 近くに座った私にはとても不思議に思いました。やがて会話の進行にともなって納得がいきました。

二人の会話で「日本で成功をしてそれを土産に国に帰りたい。それには日本語をもっと流暢に話せるように、単語も一つでも多く覚えるために、二人で話すときには会社の中でも外でも日本語で話そう」というような事を同僚と日本語で話しあいをしていました。

素晴らしいモチベーションの高さの二人に感激し、学習方法の正しさにも共感しました。 
この移動時間の語学学習は会社が命令をしたことではありませんが、仕事を成功させたいという二人が 自ら新幹線の移動の中でも、会社の中外での雑談も仕事に利用できる日本語として力をつけたいと練習をすることになったのです。これらはやがてプライベートでも活用が可能なはずです。仙台駅で降りた二人のその後はわかりませんが、おそらく仕事に燃え、次に上司に会う時には更なる日本語力を蓄えて仕事に役立てるに違いがありません。日本人のお客様とも今までよりも豊なコミュニケーションが期待できます。

このようにモチベーションが高いと意外な発展が計り知れないと思います。やがてそれらは自分の目指す良い生き様にも結び付いていくのだと思います。

三和インターナショナル株式会社の新入社員研修やビジネスマナーセミナーではこの大切で見えない部分、モチベーションと各社の働き方改革にも焦点をあて、それぞれの成功と企業の繁栄を祈りたいと思います。


三和インターナショナル株式会社
代表取締役 関口 泰子
三栄会