コラム・現場だより
現場だより

新しい仕事

新しい仕事が色々とあります。10年前には耳にしなかった ウエブデザイナー、CG製作者 MR,などなど仕事の世界が広がっています。
先日のセミナーで CG製作に携わっている Tさんが受講されました。
自費参加だそうですので、貴重な時間と費用とそして勇気をふるっての参加でした。

CG製作と伺ったときに、私はCD製作だと勝手に決めてかかり、誤解をしていました。よくよく伺ったらコンピューターグラフィックでアニメーションやバーチャルな映画などをつくる 私にとっては頭を抱えこむような大変なお仕事をなさっているようです。
しかし今上映されている映画の ○○の部分は僕がつくったものです。というように
アウトプットがわかると、そうだったのか、そうなのかと解かる夢の多い素敵なお仕事です。そしてその説明をした時に、クラスの方々が矢継ぎ早に質問をしました。
説明時のTさんは自信にあふれ、何ら他のかたと変わりません。

なぜ彼のお話かと申しますと、彼は仕事柄、コンピューターを使ったコミュニケーションは他社より優れているものの、反面人間と人間との対話能力に危機感のようなものをお持ちになっていること、これからの時代にコンピューターを通して音声や、動画を伴ったコミュニケーションがはじまること、そして何よりも様々な方々とのコミュニケーションをとり、お仕事や、プライベートの交際の枠を広げたくなったそうです。
20代後半になり、何かを感じたようです。ご本人曰く 「最低限の基本的なマナーは身につけておきたい」と思ったそうです。

とても熱心に受講されていました。はじめはあきらかにクラスの他の方々とは違う存在でしたが、。セミナー終了時には 自分で不足しているもの、得意なものが分類できて
また、不足の部分は経験と努力によりカバーが出来ることも解かったようです。
かえりがけの Tさんは しっかりとアイコンタクトをとり、丁寧に感謝の挨拶をされて、朝よりも足取りも軽く教室をでていきました。きっと仕事の巾と交友が広がります。

関口 泰子